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本屋を航る、本屋と渡る 第一回『旅の本屋 のまど』

2022 5/10
インタビュー 連載・特集 本屋を航る、本屋と渡る
旅 本屋
2022年5月10日
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本屋を航り、本とともに人生を渡る方の話を聞いていく連載企画『本屋を航る、本屋と渡る』

本連載では、首都圏を中心として数珠つなぎ方式で本屋に伺い、店主の方のお話を聞いていく。同じ物語は一つもない、本屋を巡る冒険だ。

初回は西荻窪にある『旅の本屋 のまど』に伺った。

『のまど』は旅をキーワードとして様々な本や雑貨が扱われている。旅をテーマとする理由、選書におけるこだわりなど、店主である川田さんの想いがそこにはあった。

『のまど』店主の川田さん

旅の本屋ということですが、川田さんも旅が好きなのでしょうか。

旅行は子どものころから好きで、自分が生活している中で一番大事にしていること、一番好きなことですね。

やっぱり旅行している時が一番楽しいです。

大学を卒業する時も、旅行の面白さとか楽しさを人に伝えられるような仕事をしたいと考えていました。

だけど、旅行に直接携わる代理店とかだと、旅が仕事として消費されてしまって楽しめなくなりそうでいろいろと迷いましたね。

その当時、海外で旅行専門の本屋さんをみかけることも多くあって、旅行の楽しみを提供できる場所として、自分でもそんな本屋さんができるんじゃないかと思うようになりました。

それから紆余曲折を経て、今に至っていますね。

僕は本が好きというよりも、旅行が好きなんです。

だから、旅行を感じられる場所としての本屋を経営していったら今の『のまど』になりましたね。

『のまど』の開店から現在に至るまでの経緯を教えてください。

西荻窪で開業してからは2022年の7月で15年になります。

元々は吉祥寺にお店があって、その当時は別の人がオーナーだったのですが、今は僕が引き継いで西荻窪で営業しています。

25年くらい前にそのオーナーが『旅の本屋 のまど』という名前でお店を始められて、僕が関わり始めたのは2003年に雇われ店長になってからですね。

僕が店長になって4年ぐらい経った頃にお店を閉めることになったのですが、オーナーの方と相談して『のまど』という名前を引き継がせてもらうことになりました。

お店のための物件を探していた時、ここにあった『ハートランド』というブックカフェが閉店するという情報を見つけたんです。

『ハートランド』は雰囲気や駅からの距離もいいなと思っていたお店だったので、交渉をしてみたら、この場所でお店を開けることになりました。 

お店の入り口

『のまど』を営業するにあたって、吉祥寺と西荻窪での違いはありましたか。

品揃えは西荻窪に来てから変わっていきましたね。

吉祥寺の時はオーナーが経営していた旅行代理店の一角で営業していた本屋でした。

なので、旅行を申し込みにきて、ついでにガイドブックを買うといったお客さんが多かったです。

ガイド本以外だと、旅行記とか旅行エッセイ本みたいな文字がぎっしり書いてある本がよく売れていたと思います。

この当時のお客さんは男性が多かったのですが、西荻窪に移ってからは、女性の割合が増えましたね。

特に雑貨屋さんとかギャラリーを巡っている最中に見つけて、ふらっと入ったという話をたびたび聞きます。

女性の方はあまり旅行記とかには手が出なくて、どちらかと言うとビジュアルを楽しむ本を買われることが多いですね。

表紙の装丁がかわいいとか、その本自体を持っていると気分が上がるとか、本というよりも雑貨やアイテムみたいに自分のお気に入りのものという感覚で選んでいるのだと思います。

選書におけるこだわりはありますか。

旅の本屋と銘打っているので、旅に関する本を置くのは大前提ですが、数が多すぎてそれらを全て集めることはできません。

旅といっても人によってその形はバラバラで、自分の家の周りのお店巡りしかしない人から、冒険的な旅をするために海外に行っている人までいます。

同じように旅の入り口も様々で、食べることが好きだからグルメ巡りをする人も、サッカーが好きだからイングランドにプレミアリーグの観戦に行く人もいる。

だから旅の入り口になるような本だったら、なるべく何でも置くようにしていますね。こちらから旅を提示するのではなく、あくまでも旅の入り口になるような本を様々に選ぶことで、できるだけ多くの方に楽しんでもらえるようにしています。

だから、厳選してセレクトするという感じではないです。

雑多というか、何でもありのごった煮感が出ている方が、お客さんが面白そうだと感じてもらえるのかなと思っています。

『のまど』店内の様子

旅の本屋として、どういった本屋でありたいですか。

旅の本屋という形で始めた時から、旅行好きの人しか来なくなる本屋さんにはなりたくないと思っています。

もちろん旅行が好きな人にも来て欲しいですが、そういった人しか来ないと閉じた空間になってしまうかもしれない。

そうなってしまうと、広がりが生まれないし、お店って色々な人が出入りして初めてその存在意義があるのかなと僕は思っています。

だから、旅行に全然行ったことがない人や旅行が好きでない人でもお店に入りやすいような雰囲気にしています。

そうすることで、どんな人が来ても旅行に興味を持ってもらえる場にしていきたいですね旅行好きの人は多分ほっといても来ますしね(笑)

旅行好きでない人がたまたまお店に入って、手に取った本がきっかけで旅行に行ったということもありますし、私がおすすめの旅行先を紹介をしたら、お客さんが実際にそこに関する本を買って本当に行ってくれたこともありました。

そういったお客さんとのやりとりも面白いし、これからも旅行好きでない人にも来てもらいたいですね。

店内で販売されている中古地図 

最後に大学生におすすめの一冊を紹介してください。

沢木耕太郎さんの『深夜特急』ですね。

僕が大学生の頃に出版されて、当時の僕が海外に行くようになったきっかけの本です。

著者の沢木耕太郎さんはノンフィクションライターで、彼が26歳の時に仕事を辞めて海外に行こうと思い立ち、日本からヨーロッパまでを陸路で旅していくという話です。

これが、とにかく面白いんです。

日記調で書かれているんですけど、読んでいると沢木耕太郎と自分が重なって、自分自身も旅をしている感覚になります。

道中で起きる出来事も印象的なものが多くて、そういう旅行をすれば色々な面白いことに出会えると思わせる魅力がありますね。

当時、僕の周りではこの本を読んで旅に出る大学生ばかりでした。

30年以上経った今でも若い人達に読まれていて、すごいなと思いますね。

本の舞台となった時代は1975年ぐらいですけど、今とは旅行のスタイルが全く違います。

当時はネットもないし携帯もない。

そんな違いも面白さになっていて、当時はこうだったんだという再確認ができて、それはそれで面白いですね。

大学生の人にはぜひ『深夜特急』を読んで、旅行に行ってほしいです。

コロナ禍の以前から若い人が海外に行かなくなっているという話はよく聞きますが、それはもったいないですよね。

大学生のうちにいろんなところに行った方が面白いと思うので、ぜひ海外にも行ってほしいと思います。

『深夜特急』の文庫本と川田さん

旅の本屋のまど

営業時間(2022年5月現在):13:00~20:00(日・祝日~19:00)

定休日:水曜日

HP:http://www.nomad-books.co.jp/

Twitter:@nomad_books

Instagram:@nomadbooks

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