記事一覧
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日常を描く、日常を創る 漫画家 眉月じゅん
朝は毎日、誰にでも、訪れる。 だからこそ僕たちは朝を無頓着に過ごしてしまっている。 当たり前にあるものにも魅力はあるのか、あるとすればどのようにそれを享受するのか。そのヒントを得るため、『九龍ジェネリックロマンス』や『恋は雨上がりのように』といった作品の中で、日常を印象的に描いている眉月じゅん先生にお話を伺った。 -
早朝 渋谷の片隅で
夜を謳歌する人々の熱が引いた少し後。また彼らが動き出し、街が賑わい始める少し前。どんなに栄えた繁華街でも束の間の静寂に包まれる時間帯が早朝だ。人混みによるカモフラージュがなくなって街が剥き出しになった時、そこには何が映し出されるのだろう。 -
朝を通過する 東京新聞 新聞編集局整理部 越田普之
小学生の朝は早い。時間通りに登校するために早起きをし、早起きをするために早寝をする。我々はこの規則正しい生活リズムが一般的であると、幼い頃から刷り込まれてきた。それと同時に早起きを推奨され、朝に一日を始めることが理想的であると教えられてきた。 しかし、朝を「一般的」かつ「理想的」に迎えることのない人々もいる。 彼らが迎える朝とは、彼らが心に抱く朝とはなんだろうか。 今回は東京新聞編集局整理部で夜勤をされている越田普之さんにお話を伺った。 -
本屋を航る、本屋と渡る 第一回『旅の本屋 のまど』
初回は西荻窪にある『旅の本屋 のまど』に伺った。 『のまど』は旅をキーワードとして様々な本や雑貨が扱われている。旅をテーマとする理由、選書におけるこだわりなど、店主である川田さんの想いがそこにはあった。 -
『劇場版スタァライト』監督 古川知宏を燃やす“燃料”
本インタビューでは、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト(以下、スタァライト)』のアニメ・映画の監督を担当した古川知宏監督にお話を伺った。映画制作について質問していく中で古川監督のポリシーや映画監督としての”燃料”が明らかになり、それらを踏まえ学生へのメッセージを頂いた。 -
空想旅行記〜インドネシア編【後編】〜
前編では、インドネシアの基本情報と理想の旅行プランをお伝えしました。 後編では、インドネシアからの留学生、Joevandi Dewantara さんにインタビューをしながら旅行プランを添削してもらいました。 インドネシアの魅力が沢山詰まったインタビューをお楽しみください! -
空想旅行記〜インドネシア編【前編】〜
海外渡航も制限される中、自粛疲れからかコロナ収束後への希望も見出せなくなってきてはいないでしょうか?知らない土地を訪れる非日常の体験や、異文化への興味、理解を深める機会を失わないようにしたいです。いつか世界中を飛び回れる日が戻って来ることを信じて、インドネシアへの空想旅行を始めましょう! 前編では、私たちが立てたインドネシア5泊7日のプランをお届けします! -
「職業YouTuberの側面」おませちゃんブラザーズ【後編】
「サブカルチャー解説系YouTuber」として活動する、おませちゃんブラザーズの想いを深堀るロングインタビュー。前回は、サブカルチャーを題材に動画を投稿するチャンネルとしてのこだわりについて伺った。 -
「対話」する音楽のあいだで 日本音楽制作者連盟理事長 野村達矢
CDはサブスクに取って代わられ、ライブイベントはコロナ禍によって再考を余儀なくされた。アーティストとリスナーを繋いできたものが、今大きな転換点を迎えている。それに伴って、リスナーがアーティストに向けるまなざしも、それに呼応するアーティストの表現活動も姿を変えていくだろう。移り変わる時代の中で、両者の「対話的」関係はいかなる展開を見せるのか。 音楽事務所の代表として、日本音楽制作者連盟の理事長として、これまでの日本の音楽シーンを最前線で見つめてきた野村達矢さんにお話を伺った。 -
対話性の美術
われわれが美術作品を鑑賞するとき、その「鑑賞する」という言葉が「観る」という行為を指していることに違いはない。しかし、「観る」という鑑賞者の一方的な行為にとどまらず、作品と鑑賞者が「関係し合う」ことを求めている作品が存在する。そうした作品は、「作品が鑑賞者に視覚的な情報を与える」ことと「鑑賞者が作品に対してさまざまな思考を巡らし、何らかの形で関係を持つ」ことからなる相互作用の反復の中で昇華していくのである。芸術家たちは、これまでさまざまなアプローチで作品と鑑賞者の関係性に向き合い続けてきた。 -
まちと対話と 国立本店「ほんとまち編集室」代表 加藤健介
少子高齢化、インフラ設備の老朽化、近隣関係の希薄化など、首都圏の自治体が現在抱えている課題は複雑かつ深刻である。そこで注目されているのが市民の力だ。各市区町村は市民参加型のワークショップを開催することで市民の声を引き出し、問題点の共有によって新たな課題解決のアイデアが生まれることを期待している。そして、そういった場で活躍するのがファシリテーターだ。ワークショップの進行を行い、市民同士、また市民と自治体職員の対話を促していく。 ファシリテーターとしての経験を活かし、市民の交流スペース「国立本店」を運営する加藤健介さんに、まちづくりの現場で必要とされている対話についてお話を伺った。 -
作家×編集者= 少年ジャンプ 編集部 玉田純一
編集者は、作品づくりの相棒でありながら、第一の読者という立場からも作家と対話する。そして世の中の人々が面白いと感じられるような、それでいて作家自身が望む作品づくりを目指していく。そうした二つの視点から対話する編集者に着目することで、創作活動の過程の対話の重要さを見ることができるのではないだろうか。 そこで10月より絶賛放送中のTVアニメ『大正オトメ御伽話』の原作など数々のヒット作を担当し、世に送り出してきた「少年ジャンプ+」編集部の玉田純一さんにお話を聞いた。