早稲田大学に指定校推薦で合格する!<いつから準備するの?必要な評定は?>

早稲田大学に指定校推薦で合格する!<いつから準備するの?必要な評定は?>

指定校推薦って最近よく聞くけれど、どんな制度なのかイマイチよく分からない!指定校推薦を利用したいけど何から始めていいのか分からない!

指定校推薦は早めに準備を始めれば始めるほど有利になります。指定校推薦を利用して早稲田大学文学部に入学した私の経験を書きますので、是非この記事を熟読して早稲田大学合格を勝ち取りましょう!

■指定校推薦ってどんな制度なの?

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指定校推薦はその名の通り、学校に推薦してもらって大学を受験する制度です。

公募推薦や自己推薦と違って出願さえ出来れば落ちることはほぼありません。また、数学オリンピック優勝!全国大会出場!英検一級!みたいな特別な経歴も必要ありません。

では、何が必要なのか。“評定”と“先生の信頼”です。

指定校推薦での合格を目指そうとしたときに一番の難関となるのが校内選考と呼ばれる同級生との争いです。出願できる枠数は高校ごとに毎年決まっていてその枠を狙ってみんなが立候補します。そして、大抵の高校では立候補した人の中から評定が高い順に指定校推薦の枠をもらうことが出来ます。

1.指定校推薦の流れ

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大学によっても違いますし、高校によっても違うので参考までに私の経験を書きます。

1.学校で指定校推薦の案内がある

私の学校では夏休み明けに指定校推薦を考えている人が集められて説明会が開かれました。国公立志望の人が多かったのですが、説明会だけは聞いておこうという人でごった返していました。

2.申し込む

募集が校内で案内されて実際に指定校推薦を受けたいという人だけが担任から申し込み用紙を貰い学年主任に提出します。これはまだ校内選考の段階なので大学側には報告は行っていません。

大学ごとに出願に必要な評定平均は異なりますが、私が申し込んだ早稲田大学文学部は評定平均4.0以上であれば誰でも出願することが出来ました。

3.校内選考が行われる

ここから学年教諭と学校の首脳陣(校長や教頭など)の間で会議が行われ、誰を学校として推薦するのかが決定されます。ここが一番の難関でここを乗り越えれば合格したも同然です。

4.教師との面接

会議で決定された生徒に声がかかり、本当にその生徒で良いのかの最終確認が行われます。私の場合、学年主任との面接、校長との面接があり、将来の夢や大学でやりたいことが聞かれました。

5.大学の選考を受ける

大学、学部によって何が課されるかは違います。

私が受験した文学部では4000字の小論文が課されました。いくつかの条件が課されていたのでそれに沿って書いていけば意外と楽でした。ただ、大学に提出するものですから担任や両親に添削してもらいながら何度も書き直しました。

商学部を受験した友人は面接だったそうなので学部によって異なった課題が課されるのは間違いありません。

6.大学の説明会を受ける

私が受験したときはコロナ禍真っ只中でしたのでオンラインでの開催でしたが、通常は全国から指定校推薦で合格した生徒が大学に集められて、説明会を受けるそうです。(コミュ力の高い人はここで友達が出来るそうですよ。)

学部によっては入学前課題が発表されたり、入学前講座の説明があったりと、インターネットでは探しきれない情報が色々発表されるので真面目に聞くことをおすすめします。

7.共通テストを受験する

学部によって受験しなければならない教科は違いますが、大体は数学と英語と国語の基礎教科を受験することになります。共通テストの申し込みの時期は10月頃なので学校から推薦を貰える前に申し込む必要があります。

私の学校では学校全体で申し込んだのでしっかりと申し込めましたが、放任主義の公立高校では自分で色々申し込まないといけないところもあると思うので早めに確認しておくことをおすすめします。

8.入学

入学は一般受験の学生と同じ時期なので特に言うことはありませんが、入学が近づくに連れて指定校推薦で合格したことが少し恥ずかしくなってきます。(私はそうでした。)とはいえ、学校が始まると意外と指定校推薦で合格した人が多いことに気づくのでそんなに心配することはありません。

2.校内選考を勝ち抜くために

指定校推薦は寝て待っていれば合格出来るというほど甘いものではありません。あくまで私が実践していたことなので効果があったかどうかは分かりませんが、やっておいて損はないと思います。

1.定期試験を頑張る

指定校推薦を獲得するために一番重要になってくるのは間違いなく定期試験です。定期試験の成績が悪ければ必然的に評定も下がってしまいますし、先生の印象も悪くなってしまいます。

どんな進学校でも定期試験は努力で一定ラインは達成することが出来ます。死力を尽くして頑張ることをおすすめします!

2.早めに早稲田が第一志望であることを教師に伝える

意外とこういうのが大事だったりします。

私は高校2年生の夏頃には早稲田大学文学部一択です!と担任に伝えていました。その頃から早稲田大学について色々調べていましたので後々小論文を書くときに非常に助かりました。どうして早稲田大学文学部でなくてはならないのか、というテーマが指定されていましたが、スラスラ言葉が出てきました。

早稲田大学合格体験記はこちら ↓

3.面接や小論文のネタになりそうなことをやっておく

私は小論文を提出しなければならなかったのですが意外と苦労しました。たかが、4000字のレポートを最終的に仕上げるまでに3週間程の間、睡眠時間を削ってまで頑張らなればなりませんでした。先程も述べたように何度も書き直したので若干ノイローゼ気味でした。

3.指定校推薦のメリット

指定校推薦の一番のメリットは確実に合格出来るということなのは間違いありませんが、その他にも私が指定校推薦を利用して良かったと思えたことをご紹介します。

1.他の人達よりも早く受験が終わるのでその分他のことに時間を費やせる

指定校推薦は12月には合格通知が貰えるので年明けから卒業までの三か月程を自分のしたいことに費やせます。

バイトをするもよし、自分の興味のある事を勉強するもよし、思い通りに時間を使うことができ、その自由度は大学生を上回る程です。

私はその期間を使って本を沢山読みました。それまでは触れてこなかった難しめの本に挑戦してみたりと非常に有意義な時間を過ごせました。

2.受験のストレスがない

大学受験は人生を左右する大きな出来事ですから、どんなにプレッシャーを感じづらい人でもストレスが溜まるのは必然です。クラスの雰囲気も段々とピリついてきて、学校に来なくなる生徒もいました。そのようなストレスを感じずに高校生活を終えられるのは非常に幸せでした。

4.指定校推薦のデメリット

どんな物事にもいい面と悪い面があります。指定校推薦とて例外ではありません。

1.友達との温度差が凄い

先程も述べたように受験が近づくにつれ、学校内は非常にピリついて行きます。その雰囲気が嫌になって学校を休みたいと思うほどでした。特に私の場合は、担任からの指示で周囲の人に「指定校で合格した」と言えなかったので、余計に辛かったです。

2.受験勉強の追い込みを経験しないままに大学に進学してしまうので勉強量が多少足りないかも知れない

定期試験を頑張っていたとはいえ、受験勉強の追い込みを経験しているか否かは学力に顕著に現れます。学部によっては大学に入学してからも高校の勉強が重要になってくる学部もあるので一般入学に負けないよう、頑張って勉強する必要があります。

■まとめ

巷で色々と言われる事の多い指定校推薦ですが、しっかり努力して勝ち取る大学進学の一つの手段です。この記事を読んで指定校推薦を利用しようと思えたという後輩に会える日を楽しみにしています!

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