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【インタビュー】それでも僕らは音楽を辞めない|早稲田大学バンドサークル ARTOFFICE

2021 4/11
インタビュー
サークル バンド
2021年4月11日
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2021年4月、多くの大学生サークルは、未だ活動を制限されている状態にある。しかし、この状況下でも学生たちは、新入生に自分たちのサークル、そして大学生活の魅力を伝えようと奮闘している。現在、早稲田のバンドサークルを中心に「×ART」という企画が行われている。今回は、この企画の運営を担うARTOFFICEさんにお話を伺った。

ARTOFFICE:早稲田大学公認のバンドサークル。オールジャンル・フリーバンド制を採用しており、ロックからファンクまで、実に様々な音楽を演奏する。

—— 今回の企画概要を教えてください。

今回は「×ART」という企画で、他のサークル、具体的には早稲田の6サークルと、他大学2サークルの計8サークルとそれぞれコラボして、ミュージックビデオを作るという企画です。

—— 今コロナの中で活動なども厳しいと思いますが、バンドサークルが置かれている状況について教えてください。

バンドサークルはこの1年、ライブハウスでの活動がほぼ出来ず、例年の1割から2割しか活動できませんでした。

これから少し規制が緩くなっていき、できるようになると思いますが、人数や観客数の制限など条件は厳しいと思います。

今回参加してもらったサークルさんに、例年と比較したライブイベントの開催割合と会場キャンセルの件数、かかったキャンセル料金についてアンケートをとらせてもらいました。

まず「例年の何割くらい活動ができたか」という質問で、例年並み活動できたという回答は0で、1番多かったのは2割程度という回答でした。多くのサークルは従来の5割を下回っています。

累計のキャンセル件数は3件から、多いところだと9件もあったそうです。

一番注目してほしいのが、このキャンセル料金です。

多くのサークルは20万円〜30万円のキャンセル料金を負担しています。

それに対する大学からの補助は基本的にはありませんでした。

全てがサークル費、貯金からの補填が主でした。

ARTOFFICEでは、12月に実施されたライブの出演費が、キャンセル料の補填のため、例年の2倍ほどになりました。

サークルは基本的に営利目的で活動しているわけではないため、多くのサークルは潤沢な資金を持っているわけではありません。

バンドサークルを取り巻く状況はまだまだ厳しいです。

—— 大学から補償が出ないことに対してどのような思いを抱いていますか。

キャンセル料の負担が大きいので、大学からの具体的な情報は早めに出してほしいと思っています。

今後は、去年のようなことはあまりないと思いますが、その点は配慮していただきたいというのが大学側への要望です。

ブッキングはライブ当日の2ヶ月以上前に行います。

ライブの禁止がわかるのが2週間前になってしまうと、キャンセル料を全額支払わなければならないということもあります。

中にはライブがやむなくキャンセルになってしまったとき、「キャンセル代金はいらないよ」と言ってくださるライブハウスもありました。

サークルの状況が厳しいことを配慮してくださってのことです。

嬉しかった気持ちもある反面、現在ライブハウスも苦しい状況にあるため心苦しい気持ちにもなりました。

キャンセル代金という形で我々に負担が来るか、ライブハウスに負担がくるかの2択なんですよね。

ライブハウスとサークルは共生関係にあるので、一概にサークルが負担しないことが良いとは言えません。

その点は大学側にも理解していただきたいです。

緊急事態宣言などで連絡が急になってしまうのは仕方ないことですが、バンドサークルには他のサークルとは少し違う事情があるということは知って欲しいです。

—— 今回いろいろなサークルを巻き込んで企画を行っていますが、そのような形式をとるに至ったきっかけを教えてください。

言い方は悪いかもしれませんが、例年の新歓は、サークルがそれぞれの強みをアピールして、限られた新入生を取り合うというような面もありました。

しかし今年は、ARTOFFICEも企画を全く打てず、また上下の代の関わりも希薄になってしまっていました。

会員数はいても、やりとりが少なくて絆が薄いという様な。

この中でどうやったら次の新歓を乗り切れるだろうと考え、去年新入生として入会した後輩たちの動向をリサーチしました。

その結果、複数のバンドサークルに所属している人が多いことが分かりました。

例年は2個のバンドサークルに所属している人もいますが、今年は3〜4個入っている人もいました。

ライブがいつできるかわからない状況だと、新入生もライブに出てみるまでサークルがどういった雰囲気なのかわからない。

この状況が続くと考えると、一人が複数のサークルに入会する傾向も長く続くだろうという結論に至りました。

そこで複数のバンドサークルに所属する人を増やすことを目標にしました。

新入生の取り合いではなく、バンドサークル全体に入ってくれる人を増やすのであれば、他のサークルからの協力も得られるだろうと考え、このMV(ミュージックビデオ)企画の立案に至りました。

MVという形式になったのは、ライブハウスに集まるのではなく、個人が別々に撮影を行ったからです。

—— 他のサークルと一緒に行っているとのことですが、役割分担はどのようにしていますか。

ARTOFFICEが企画運営で、他のサークルさんにお願いしているのは、音源の提出と撮影の参加くらいです。

音源のミキシング作業や、動画編集は全てARTOFFICEで手配するという形になっています。

—— 企画を運営していくにあたって、苦労した点はどのようなものがありますか。

一番衝撃を受けたのは、3月中旬にあった緊急事態宣言の延長ですね。

あれが本当に衝撃でした。

というのも、はじめは演奏している様子を一緒にスタジオで撮影してライブ感を出そうという案があったのですが、もうそれができなくなってしまったからです。

緊急事態宣言解除を待ってやるのでは、とても4月1日の公開に間に合わないとなりました。

妥協に妥協を重ねて、映像は個人撮影にするという結果になりました。

これが一番苦労したというか一番困難だった出来事ですね。

—— では報われた点、やってよかった点などは何かありますか。

他のサークルの人と仲良くなったり、関わりを持てたりした人がいた点です。

他のバンドの方との間に「次ミックスをお願いしたいです」とか、「撮影ちょっとやってほしいです」という会話が生まれたりなど。

あと「すごくうまいですね、今度コラボとか別の形でできたらいいですね」みたいな形で。

このような関わりが持てたという点は想定外の幸運でしたし、本来新歓活動の中であったはずの他サークルとの交流を行えたことはすごく良かったなと思いました。

あと、動画編集や音源のミキシングなど、いつも使わないサークル員の技術や特技を活かせたのも良かったなと思いましたね。

—— 早稲田のサークル以外にもその他大学のサークルと一緒に企画を進められていますが、他大学の方々と共有している企画に対する思いはどのようなものですか。

共有している思いは、やはりバンドサークル界隈全体を盛り上げようというものです。

この企画は早稲田のサークルを主軸としており、他大学の方にはゲスト出演といった形で出ていただいています。

早稲田の企画となると早稲田色というか内輪感が強くなりすぎることを懸念していましたが、向こう側はその点も考慮してくださった上で「大丈夫ですよ、ぜひやりましょう。」と言ってくれました。

また新歓企画を何から始めればいいか分からない状況の中、MV企画がそのきっかけになればいいなといった意見も多くありました。

企画の中心である学内では、早稲田のバンドサークル全体が協力することで、早稲田のバンドメンバーを増やしたいという思いを共有しています。

—— 企画を通して、最終的にどのような影響を与えたいと考えていますか。

新歓係の仕事でSNSを巡回する中で、軽音がすごく好きでバンドサークルに入りたいと思っていたけど、来年できるかわからないな、やれるか分からないのに入る意味あるのかな、という声をよく目にしました。

例えその人がうちのサークルに入らなかったとしても、音楽を始める機会自体を失ってしまうことに非常に悲しさを覚えます。

楽しいことだからぜひ音楽をはじめてほしいし、僕自身も大学での音楽との出会いに運命を感じています。

だから現状を理由に音楽をやることを諦めないでほしい。

コロナが原因でサークル活動が限定的になってしまうことは周知の事実です。

そこでも何とか希望を失わないで、音楽に対するモチベーションを持ち続けてほしいというメッセージを込めています。

そこでこの企画のスローガンを、「それでも僕らは音楽を辞めない」というものにしました。

この企画は早稲田のバンドサークルに入ってみたい人を増やすことを主な目的としていますが、それ以外にも僕たちがオンラインで出来る限りのことをすることで、見ている人を元気づけたいと考えています。

—— 日本テレビの『ZIP!』番組内でこの企画が紹介されていましたが、その時のエピソードを教えてください。

あれはすごく急な話で、『ボクらのオンライン新歓祭』というサイトがきっかけでした。

ARTOFFICEが登録していたそのサイト内で、『ZIP!』がオンライン新歓を行なっている取材先を探しているという連絡を目にしました。

それなら是非ARTOFFICEを、ということで決まりました。

そのことが決まってから放送まで3日しかなかったので、その3日間は本当にバタバタしていました。

—— 放送後、反響はありましたか。

それが案外ないんです。

サークル員からの反響はありました。

もっとこの企画が浸透してくれたらいいなと考えています。

Twitterの宣伝には「#早稲田で音楽」というハッシュタグから全部のバンドサークルを辿れる様にしているのでぜひ見てください。

—— 今回の企画で多くのバンドサークルが協力できたのは、もともと早稲田のバンドサークル内に一緒にやっていこうという流れが存在していたからですか。

今年が特別ですね。

今まではそこまで関わりはありませんでしたが、コロナの状況をきっかけに幹事長同士の交流も深めようということになりました。

他サークルとこういう形で協力することでサークル間の絆は深まったと思います。

早稲田には音楽性が似ているサークルがいくつかあります。

その中から入るサークルを選ぶとき、重要なことは雰囲気やメンバーの個性を知ることだと考えています。

バンドサークルだけでも15〜20個ほど存在しています。

それほど多くのサークルが一つに統合されてこなかった、良い意味で相容れなかったのはその一つ一つが音楽性、個性、文化、歴史を持っているからではないでしょうか。

そうした個性がコロナ禍に埋もれてしまう可能性を考え、そのカラーを残すためにこの企画を行なったという背景もあります。

—— この春の新歓の予定などは決まっていますか。

確定しているものはTwitter上に掲載しています。

4月1日にコラボ企画の配信がスタートして、その後楽器講座動画を配信します。

講座動画とは、ギターやドラムのどういう練習をすればいいかについて詳しく解説しているものです。

ギター選び方から経験者向けのテクニックまで知ることができます。

他にもzoom新歓を昼の部と夜の部の2回を2日間用意しています。

また、シャンソン研究会さん主催の10大ライブを開催します。

このライブは配信という形で行われる予定です。

楽器説明会とは、初めての人は楽器を選ぶところから、経験者はスタジオに入って一緒に演奏しようという会です。

例年、楽器説明会は初心者向けのイベントでしたが、今年は新入生の皆さんの中に高校の卒業ライブができなかったので早くバンド演奏がしたいという人も多いのではないかと考え、経験者も楽しめる様なものにする予定です。

5月2日に仮入会締め切りと新人ライブのバンド組み会議を経て、5月22・23日に可能であれば、ライブハウスで新人ライブをやる予定です。

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