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早稲田リンクス × 繊維研究会 対談

2021 11/06
VOL. 対話の向こうに 対談
早稲田リンクス 繊維研究会
2021年11月6日
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目次

活動の個性

堀 繊維研究会の特徴は、ファッションショーを開催するにあたって、個々人がばらばらに制作を発表するのではなく、あくまで繊維研究会という一つの団体としてまとまりのあるものをつくるようにしていることです。ここ数年はショーのコンセプトを決める際に、ファッション批評という視点を大切にしていて。そうすることで、服の条件が規定されて、全体としてまとまりのあるルックが制作されるんです。そして、そのショーが早稲田大学繊維研究会という主体の一つのファッション批評の発表の場として機能する。そういう形を目指して一年間活動していますね。

芳野 そうなんですね。リンクスの強みは、企画のクオリティを担保するために、その前段階として、毎回質の高い企画書を作っていることだと思います。リンクスでは、概念の整理や思考の言語化などにとことん時間をかけて、全員が納得するまで一つの企画書を検討します。リンクスの活動の質が維持されているのは、その議論があるからこそだと思っていて。たとえば全体会議に40人集まって、その場で企画書を提出したら、発案者に対して下級生や新入生も含め、その場全体でいろんな意見が飛び交うんです。開かれた議論を行う習慣が、どんな活動においても活きているのかなと思います。

互いの活動について聞きたいこと

芳野 リンクスの活動は主にライターとデザイナーに役職が分かれているのですが、ライターの場合、文字ベースの活動なのである程度は正解・不正解の判断がつくんですよ。「一般的にこの表現は正しい、間違っている」という解があって、それをもとに記事の作成をしています。一方、私を含めたデザイナーの仕事は、視覚的なイメージに関わるものなので、その判断が難しいと感じています。服飾においても同じようなことが言えると思いますが、その点に関してはどうされていますか?

堀 確かに、服の制作にも正解がないので、なんとなくやっているだけだと活動の趣旨が曖昧になりかねません。そういう意味でも、ファッション批評という観点からショーのコンセプトを打ち立てることで、ふわっとしたものにならないようにしていて。とはいえそれも簡単なことではないんですよね。コンセプトについては、それを考えるサークル員の知識量や人生経験に左右される部分が大きく、そのノウハウは代々引き継げるものではありません。なので、そのときの人員がどういう問題意識を持って活動するかが重要な要素になってくるんだと思います。そういう正解がないコンセプト作りの難しさに対応するために、それ以外の、運営面のノウハウをできる限り引き継いで、正解のない部分に向き合う時間を増やしていくことが大事だと感じています。

また、運営するとなると財政面にも気を配らなければいけないですよね。僕らは毎年ルックブックをつくってるんですけど、数十万の予算をそこに割り当てています。フリーペーパーを出版するにもそのくらい費用がかかりますよね。リンクスではその予算を営業だけで賄っていると聞いて驚きました。

芳野 そうですね。長くお世話になっている企業もありますが、年間を通じて新しい営業案件に取り組むことも多いです。とにかく足で稼ぐって感じですね。リンクスでは営業成果がフリーペーパーの発行部数に直結するので、頑張らないといけなくて。一方で、今、出版団体として考えていかないといけないのは、紙媒体だけでなくウェブでも積極的に発信していくことだと思っています。私が関わった号は発行部数が少なかった分、ウェブ記事に注力しましたね。

活動における「対話」

堀 ショーのコンセプトを決める段階では、まさにサークル内での対話が必要です。ブレインストーミングをして、一つの問題を掘り下げていくことが大切で。一人で考えているとどうしても立ち行かなくなってしまうので、そういうときには発想を変えて、気になっているワードとか事象の話をみんなに振ってみるんです。そこから広げていくと見えていなかった構造が見えてきたり、逆に「これってなんだろう?」みたいな新たな問題意識に到達することがあったりします。抽象的なことに関して、個人の価値観に囚われずみんなで自由に考えるっていうのも結構大事ですよね。そこでみんなの捉え方の違いを提示し合うときは、非常に対話的な瞬間だと思います。

芳野 今の話を聞いていて、繊維研究会さんは大人数で話し合ってそこから何か生み出すという形式だなと感じました。それに対してリンクスは、誰かが個人の問題意識に基づいて出した企画書を全員が納得するまで話し合うっていうやり方をとっています。テーマを個人から投げかけるか、みんなで出すかの違いがあるかなと思ったのですが、どうでしょうか。

堀 個人がテーマを投げかける点は一緒だと思います。みんなで寄せ集めて粘土みたいにつくると形が悪くなるので。筋の通ったアイデアが出てきて、それに対していかに枝葉を広げるかをみんなで話し合います。ただ、問題提起を服飾に関して洞察の深い一部の人員に頼ってしまっているということがあって、そこまで広くは議論できていないのが現状ですね。なので時間が足りないなかでも、もっと議論する機会を増やしていきたいです。

芳野 リンクスは、みんなが納得するまでとことん話し合うことを大事にしていて。だから、企画書の段階から全員の承認が必要なんです。いざ記事を書くときにも句読点から言葉の表現に至るまで意見を出し合いますし、デザインに関しても全員が良いと思えるまで試行錯誤します。全会一致を目指すのは、すごく労力がかかるんですけどね。半分喧嘩でもあります(笑)

堀 そのぐらい突き詰めるのっていいですね。

芳野 そういうふうに、対話が根幹にあるっていうのは一緒だなと思います。

他団体との創作活動を通して

芳野 撮影や衣装といった、自分のこれまで全く経験のない分野においてディレクションしなければいけなかったので、ちゃんとやりたいことを言語化して伝えられているのかなっていうのはすごく不安でした。でも、自分ひとりとか身内だけでは絶対できなかった表現の段階に飛躍できた感覚が一番楽しかったですね。

堀 繊維研究会としても他サークルとコラボするのは初めてだったのですが、結構自由にできましたね。リンクスが設定したコンセプトで、芳野さんのディレクションを中心に企画が進んでいきましたが、写真の撮影やヘアメイク、衣装に関しては繊維研究会が担当しましたし、モデルについてもこちらでキャスティングしました。早稲田大学繊維研究会を外部に提示するような形でコラボできたので、その点が面白かったなと思います。一方で、コンセプトをお互いに理解し合えるように事前に打ち合わせを重ねたり、実際に現場でも試行錯誤しながら互いの意図を伝え合ったりすることって、やっぱり大変だなと感じました。でも、そういう制作のプロセスを辿れたのは良かったと思います。ビジュアルもただ撮るだけだったら単なる写真でしかないんで。何か込めていく作業があるからこそ、一つの誌面に載せうる強度のあるものとして成立すると思います。両者のイメージにズレが生じたり、充分に話し合うのに時間や労力がかかったりしてしまう他者との創作でも、妥協することなくこだわりぬけたのは、良い経験でしたね。

芳野 他団体とコラボすることで自分たちを客観的に見られたし、新しい視点と出会えて刺激にもなりました。結果的に、繊維研究会さんにもリンクスにも相乗効果をもたらすものができていたらいいなと思います。

VOL. 対話の向こうに 対談
早稲田リンクス 繊維研究会

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  • 対話から生まれる組織知 一橋大学名誉教授 野中郁次郎
  • 作家×編集者= 少年ジャンプ 編集部 玉田純一

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