
『WASEDA LINKS』vol.42「対話の向こうに」の記事一覧
-
Stand by you 保護司 風間暁
保護司という仕事をご存じだろうか。保護司とは、非行少年の更生保護の手助けをするボランティアだ。保護司は高齢の方が任命されることが多い。しかし、風間暁さんはまだ20代で、若くして保護司となった。風間さんには幼少期に虐待を受け、その後非行に走… -
ふたりで、対話する すきだよ代表取締役 あつたゆか
多くの恋愛漫画やドラマ、ひいてはおとぎ話の「お姫様は王子様と結婚し幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」からも見てとれるように、多くの場合、恋人になることや結婚が一大クライマックスとされ、そこに至るまでの過程が描かれる。しかし出会い… -
対話から生まれる組織知 一橋大学名誉教授 野中郁次郎
個人の信念を社会的な信念へ 組織内で生まれる知を探求し、その生成プロセスを理論化したことで、世界的な名声を獲得してきた野中郁次郎さん。野中さんは長年、組織知が生み出される過程で人と人との相互作用、特に対話が極めて重要になると述べられてきた… -
早稲田リンクス × 繊維研究会 対談
【】 堀 繊維研究会の特徴は、ファッションショーを開催するにあたって、個々人がばらばらに制作を発表するのではなく、あくまで繊維研究会という一つの団体としてまとまりのあるものをつくるようにしていることです。ここ数年はショーのコンセプトを決め… -
作家×編集者= 少年ジャンプ 編集部 玉田純一
どんなキャラクターを生み出し、どんな世界で動かすのか。どのようにしてその物語を魅力的にしていくのか。作家が物語の原石を掘り出し、それを編集者とともに磨きあげ、一つの作品として輝かせるまでの過程には、両者の一対一の親密な対話が欠かせない。… -
まちと対話と 国立本店「ほんとまち編集室」代表 加藤健介
少子高齢化、インフラ設備の老朽化、近隣関係の希薄化など、首都圏の自治体が現在抱えている課題は複雑かつ深刻である。そこで注目されているのが市民の力だ。各市区町村は市民参加型のワークショップを開催することで市民の声を引き出し、問題点の共有に… -
対話性の美術
われわれが美術作品を鑑賞するとき、その「鑑賞する」という言葉が「観る」という行為を指していることに違いはない。しかし、「観る」という鑑賞者の一方的な行為にとどまらず、作品と鑑賞者が「関係し合う」ことを求めている作品が存在する。そうした作… -
「対話」する音楽のあいだで 日本音楽制作者連盟理事長 野村達矢
CDはサブスクに取って代わられ、ライブイベントはコロナ禍によって再考を余儀なくされた。アーティストとリスナーを繋いできたものが、今大きな転換点を迎えている。それに伴って、リスナーがアーティストに向けるまなざしも、それに呼応するアーティスト…