『WASEDA LINKS』vol.48「幽霊」の記事一覧
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無音の音を聞く|活動写真弁士 片岡一郎 インタビュー
かつて、映画には音がなかった。 代わりに、スクリーンの隣に立ち、映画の内容を説明する語り手がいた。時に登場人物の台詞を語り、時に場面の説明をする。それが日… -
絵画に棲む幽霊
人々が芸術に心を動かされるのは、きっとそこに幽霊を見るからだ。作品には、その作家にしか表せない情景や筆致、色彩がある。私たちはそこから、時に意識的に、時に… -
私は幽霊を見たい |小説家 藤野可織 インタビュー
幽霊を信じていなくても、見たことがなくても、怖がりでも、幽霊について考えてみる。そのうち、何かが見えてくるかもしれない。それはぞくぞくするような恐ろしい幽霊… -
木々を見つめた先には | 樹木医 塚本こなみ インタビュー
我々人間の中で木に心を寄せる人は少ない。木は動くこともなければ私たちに何か話しかけたりすることもないのが主な理由であるだろう。我々の多くは木を物質としてしか… -
声なき声をこの身で語る|俳優 那須英彰 インタビュー
社会的少数者と言われるろう者。その世界に聴者が触れることは少ない。そのために、ドラマや映画などのメディアが描くろう者の姿を見て、彼らを理解した気になってしま… -
Vtuber・この不思議な存在|山野弘樹 インタビュー
VTuberとは、Virtual YouTuber(バーチャルユーチューバー)の略称であり、架空のキャラクターの姿をした2Dまたは3DのCGモデル(いわゆるアバター)を使用し動画配信等を… -
Blueprint:GHOST
自己は幾重にも語り直され その描出は常に未成のままにあるここに示す諸々の手掛りは 私達の仮想的〈前-図面〉を構成する -
僕らの見えない未来(ところ)まで
僕たちには身体的な限界があって、手の届かないところも多い。心はこんなにやりたいことで溢れているのに!そんな僕たちの願いを叶えてきたのはテクノロジーだった。 … -
就活イベント「ジョブトラ」って?
大学三、四年生になると向き合わなくてはならないのが就職活動だ。誰もが初めて経験する就活に戸惑うのも必然だろう。何から始めていいのか分からない。就活のやる気… -
君は優しい私は知ってる
8月1日木曜日 改札にひっかかった。ICカードのチャージをし忘れていた。後ろに並んでいた人に舌打ちをされた。電車に乗ったあと、なんとなく人の顔を見たくなくて、寝… -
記録に記憶を重ね、個人を見る|トマトスープ インタビュー
我々は過去の人々に個人や人格といったものを見出すことは難しい。そして、我々もいずれ未来の人々からは個人ではなく、単なる記録や情報として認識されるようになる… -
頼むから静かにしててくれ
高校三年生になってしまった。覚悟はしていたつもりだった。でも想像よりもはるかに重い。常に頭の中は受験のことでいっぱいだった。私の目標はW大に入ることだった… -
幽体離脱のすゝめ |幽体コミュニケーションズ paya インタビュー|
私たちは物語を通じて人間を理解する。見た目や行動、それまでのやり取りからその人について解釈して、まるで物語の登場人物かのようにキャラクター性を見出す。しかし… -
ここにいない、いるひと
写真を見て、このバス停で「あったかもしれない出来事」を想像してみてください。かつてここにはどんな人がいて、どんな会話をしていたのか。その人は一体どんな気持…