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【インタビュー】RE-MAKE|ファッションブランドYEAH RIGHT!!設立者 河村慶太、井村美智子

2020 11/07
VOL. 二項対立を考える インタビュー
ファッション
2020年11月7日
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目次

服を着ること、作ること

—— ファストファッションの台頭によって、誰もが気軽にファッションを楽しめるようになった一方で、環境問題や低賃金労働といった多くの社会問題が浮き彫りになっています。そうした現代のファッション業界に対して思うことはありますか。

井村:

ファストファッションに対して「なんだかなあ」という気持ちはずっとありました。

しかしそれ以上に、自分たちの作り方には意味があるんだということを感じています。

私たちは一つひとつ違うものを作っているので、「こういうもの作ったな」って結構覚えているんですよ。

それだけ自分たちの作る服に愛着があります。

製作工程は大変ですが、そうやって作ったものが誰かの手に渡っていると思うと、私たちのやり方には価値があるのだと感じられますね。

河村:

ファッションの流れは非常に速いので、新しい服がどんどん生産されるのは仕方がないことだと思います。

僕らにできることは、そうして増えた服をリメイクすることくらいです。

流動的なファッションの在り方を批判するのではなく、ファッション業界という一つの枠組みのなかでどう共存していくかを考えることが大事だと思います。

—— 古着のリメイクをしながらも、「新しさ」を求めるファッションのシステムを否定するわけではないということですね。

井村:

そうですね。材料に古着を使ってはいますが、毎シーズンコレクションを発表していることを考えると、私たちも「新しさ」を求めるブランドの一つではあると思います。

河村:

僕らはいつも曖昧で、はっきりとした答えを示さない。

「AかBか」という二つの選択肢があったとき、「どちらでもない」という立場をとることも一つの答えだと考えています。

そして「どちらでもない」立場をとるためには、その大前提となるような二項の存在は重要です。

ブランドが今の状態になるまでにも、そうした選択肢の間で揺れていたことがありました。

以前僕は、流行を追いかけ新しい服を大量生産するようなやり方があまり好きではありませんでした。ブランドを始めてからも、コレクションをやめようかと考えたくらいです。

一方でファッション業界の流れから逸脱した、一点ものを作るブランドになるのも嫌で。

そうした葛藤の中で僕らが出した答えは、ファッション業界の流れの中でリメイクをするというやり方です。

「新しさ」を求めるファッション業界にいくらかの問題があることは事実ですが、それはそういうものとして割り切って楽しもうと思ったんです。

大事なことは、ファッションの流動性を受け入れながら、古着のリメイクという形で自分たちが何を表現するのかということです。

YEAH RIGHT!!はそうしたファッションの速い流れの中を転がるブランドの一つとして、これからも服を作っていくと思います。

—— 供給過多の現代において、私たちはどのような姿勢で服と関わっていくべきなのでしょうか。

河村:

どこにお金を払うのかをよく考えて決めることが重要です。

新しいものを欲しがるのは無理もないことで、それを我慢するのは難しいと思います。

だからといって軽い気持ちで買ってしまうのではなく、「なんでこれにお金を払うんだろう」としっかり考えて納得することが必要です。

その上で買うのであればサスティナブルなものじゃなくても良い。

服に限らず言えることですが、それが自分にとってどうなるのか、その先で誰がお金を受け取るのかということまで視野に入れてものを買うことが大事だと思います。

井村:

私が服を買うときは、それがかっこいいというのは前提として、製作背景が分かるものにお金を払いたいと思います。

食べ物もそうですが、作り手の顔が分かるものはやはり信頼できますよね。

これからは自分がどういうものにお金を払っているのか、その背景も含めて自覚的であることが大切だと思います。 

YEAH RIGHT!!:“daily life of the eternity”日々の暮らしがソースとなり、『既にあるもの』の価値観を更新/問い直す作業から浮かび上がる服。『服を着る行為』『服を売る行為』を掘り下げ、独自の答えを導き出す。2005年に河村慶太、井村美智子により設立。1点物を中心とした制作を開始。’06 S/Sより展示会による発表を開始。MBFWオンスケジュールにて2014AWのコレクションを発表。

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