国旗

街々を通り過ぎるたびバスの車窓からよく目にしたのは、至る所に掲げられていた国旗。

なんでもないガソリンスタンドから民家のベランダ、住居が連なる高い丘のてっぺんにまで赤い国旗を見た。

あまりの多さに、最初は祝日かなとも思うほどだった。

でもさまざまな場所で毎日変わらずはためいているのを見て感じたことは、トルコの人たちにとって、きっと国旗は毎日の景色の中にあって自然なものなのだということ。

人やものが東西から行き交う歴史や、出自の違う多くの民族を擁するからこそ、トルコの人たちはトルコという国を故郷として身近に、大切に感じているのだろう。

「東西の交差点」というからには、東と西、両方の文化を体験できるのだろうなと、曖昧なイメージを持って訪れたトルコ。

10日間の滞在で触れたのは、「両方」とか「いいとこ取り」のような単純な姿ではなく、東洋と西洋、それぞれの文化の交流点としての歴史の上に根を張り、自国への誇りを大切にするしなやかな文化の姿だった。

日本から遠く離れた異国なのにいつもどこか居心地良く感じられたのは、その風通しの良い在り方のおかげだったのだろうか。

出自の違うさまざまな民族が生活をともにする姿や、イスラムの教えを大切に掲げる姿、歴史の遺物と今の暮らしが同じ場所で共存する姿など、トルコはいろいろな姿を見せてくれた。

ただ、残念ながらアヤソフィアやブルーモスクは改修中のため全貌を見ることが叶わなかった。

また、イスタンブールで香水瓶を買うという目標も果たせていないまま。それでも、またトルコを訪れるための小さな口実ができたことを嬉しく思う。

トルコ小ネタ

猫の楽園みたいな国で、どこに行っても人懐っこい猫が寄ってくる。

遺跡なんか猫の方がよっぽど主人顔していて最高。こんなに人懐っこいのは、きっと優しい人間たちにたくさん可愛がってもらったからなんだろうな。

トルコ語でおはようは「ギュナイドゥン」。

「ギュナイ」さんという方が、「自分の名前は朝日という意味なんですよ」と仰っていて素敵だなと思った。

グランドバザールで値引に挑戦。

最初に超低い値段を提示してそこから上げてくというのが(おそらく)定石のところ、普通に元値から少し引いただけの値段を言っちゃって「やらかした!!」みたいな顔をしていたら、お店のおじちゃんが爆笑しながら「もう一回言っていいよ」っていってくれた。

街にいくつもあるコーヒーハウスで、おじちゃんやおじいちゃんたちがコーヒーしばきながら喋ってる間を、小学生ぐらいの少年たちがちょこまか駆けていくのが平和で可愛かった。

出典リスト

外務省「わかる!国際情勢」< https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol55/index.html >(最終アクセス2020/04/10)

外務省「トルコ基礎データ」< https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/turkey/data.html#section1 >(最終アクセス2020/04/10)

Encyclopaedia Britannica「Hagia Sofia | History, Facts, & Significance| Britannica」. < https://www.britannica.com/topic/Hagia-Sophia > (最終アクセス2020/04/10)

世界史の窓「オスマン帝国」< http://y-history.net/appendix/wh0803-009_1.html >(最終アクセス2020/04/10)

世界史の窓「トルコ革命」< https://www.y-history.net/appendix/wh1503-115.html >(最終アクセス2020/04/10)

UNESCO「Aphrodisias- UNESCO World Heritage Centre」< https://whc.unesco.org/en/list/1519 >(最終アクセス2020/04/10)

APHRODISIAS EXCAVATIONS 「Excavations-Early exploration」 < http://aphrodisias.classics.ox.ac.uk/exploration.html >(最終アクセス2020/04/10)

トルコ大使館 文化広報参事官室 「歴史 | トルコ大使館 文化広報参事官室」<http://www.tourismturkey.jp/guide/kappadokia/history/ >(最終アクセス2020/04/10)

世界史の窓「メヴレヴィー教団」< https://www.y-history.net/appendix/wh0504-012_2_2.html >(最終アクセス2020/04/10)

世界史の窓「トプカプ宮殿」< https://www.y-history.net/appendix/wh0803-019_1.html >(最終アクセス2020/04/10)